「ニューサイクリング」のような絶版雑誌は、今ではとても貴重な雑誌です
買取金額は状態や全巻揃っているかどうか、月報が付属されているかどうかなど見させていただき、その時の相場できちんと査定させていただきます。
1963年より刊行が開始され、長い歴史を誇り、日本では最も古くからある自転車専門誌であり、日本のサイクリング情報誌として最先端の流行を追ってきましたが、2014年7月発行のNo.611号から休刊となっています。愛読者からはニューサイ、NCなどという略称で呼ばれています。
創刊当時(1960年代)ではまだサイクリングというものはまだそこまで広まっておらず、ネットも普及していませんでした。したがってサイクリングや車体の整備など、自転車に関する有益なの情報を仕入れるには人伝に聞くということが普通でしたが、本誌「ニューサイクリング」が発行され、おすすめのサイクリングスポット、自転車整備の知識の供給などが簡単に手に入るようになり、自転車でのツーリングを計画するなら必需品の一つと言ってもいいほど重要な雑誌でした。
時代が進むにつれて自転車が普及し、サイクリストも増え、需要が高まったことで『BiCYCLE CLUB』、『Cycle Sports』など自転車専門誌の数も増加してきました。最新の話題やウェアや自転車用品の情報も掲載され、『ニューサイクリング」の独壇場であったのは過去のこととなりましたが、それでも長く読者から愛される要素があり、特徴としてランドナーやスポルティーフについてやツーリング記事の豊富さが読者の定着率に大きく貢献していました。ちなみに『ランドナー』『スポルティーフ』とは、ツーリングを快適に行うために手を加えた自転車のことを言います。
自分で様々に手を加えたランドナーで行ったことのない場所、気に入った風景を見に遠くまでツーリングをすることは多くのサイクリストの夢であり、自転車に乗る本能的とも言える動機ではないでしょうか。長らくサイクリング記事を書いてきたニューサイクリングの編集者達はそのことをよく理解しており、読めば出かけたくなるようなツーリングの紀行文やエッセイ、また目を奪われ、心動かされる写真などを掲載し、サイクリストの旅情を掻き立て、サイクリングのすばらしさを世に広めていきました。
1963年から月刊で続いてきた「ニューサイクリング」は、2014年で休刊となり、長い歴史に幕を閉じました。しかし、2015年3月から『CYCLE FIELD』というデジタルマガジンが後を受ける形で始動しており、現在もデータ配信されているのでそちらも是非ご覧ください。
自転車専門誌という未知のジャンルを開拓したパイオニアである本誌は611号という莫大なバックナンバーを有しており、自転車好きのバイブルでもあるため今でも人気があり、買い集める方がいらっしゃいます。内容、構成ともに充実したものとなっており、特にこだわりを持って自転車整備をしていきたいという方にはよき教本となれる雑誌でもあります。
古い雑誌だけに若い頃は自転車に乗っていたけど、一旦離れ、また乗り出したいというリターン勢にも信頼があります。長く続いてきた本誌だからこそ、幅広い年代の方々にも愛されてきた自転車雑誌となりました。
書名 | ニューサイクリング |
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書名カナ | ニューサイクリング |
著者名 | − |
著者名カナ | − |
ジャンル | サイクル雑誌 |
出版社 | エヌシー企画 |
ページ数 | − |
サイズ | B5 |
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