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2024年1月12日 コラム

古本を買取してもらう際には本人確認書類を提示する必要があります!

古本の買取では、本人確認書類を提示する必要があります。
提示できないと、買取を拒否される場合もあるのです。

今回は、古本の買取で本人確認書類が必要である理由について解説します。
また、マイナンバーカードは、本人確認書類として利用できるのかについても解説するのでぜひ参考にしてください。

古本の買取の際に本人確認書類が必要である理由

古物営業法で規定されているから

古物商とは、お客様から中古品や新古品を買い取って販売する商業のことです。
古本の買取では古物営業法により、買取時に運転免許証や保険証などの本人確認書類の提示をしてもらい、お客様の住所、氏名、職業、年齢を確かめる必要があります。
本人確認ができない場合、法律により買取ができないのです。
本人確認書類がない場合は、お客様の家族や職場に連絡を取り、氏名や職業、年齢を確かめます。

買取時に本人確認を怠ってしまうと、営業停止や許可取り消しの処分を受けたり、懲役や罰金が科されたりする可能性があります。

違法行為の防止

正確な本人確認は、盗品の取引や詐欺などの違法行為を未然に防ぐためにも大切です。
本人確認をすることで、いつ、誰が、何を買取に出したのかを把握できます。

古本を買取に出すと、本人確認書類がコピーされますよね。
古物営業法では、本人確認の記録を一定期間保管し、買い取った古本が盗品であれば、すぐに警察に通報することが義務づけられています。
そのため、買い取ったものが盗品であった場合もすぐに対処でき、被害者の元にその古本を返せるのです。

非対面取引時の本人確認方法は?

古本を買取に出す方法は、持込買取と宅配買取、出張買取の3つあります。
持込買取と出張買取は対面での取引であるため、本人確認書類を提示します。
しかし、対面取引ではない宅配買取では、持込買取や出張買取とは違う方法で本人確認をします。

本人口座への振り込みによる確認

お客様から本人確認書類のコピーを受け取った後、明細書を簡易書留で送付します。
お客様から簡易書留を受け取ったことを確認したら、指定された本人名義の口座へ代金を入金します。

この方法はよく取られている方法です。
本人確認書類のコピーを送付する際は、住所や氏名が鮮明にコピーできているか、読み取れるかを確かめてください。
本人確認書類のコピーは、古本を段ボールに詰めて郵送する際に同封しても大丈夫です。

eKYCによる確認

最近では、社会の変化に伴い、オンライン上での本人確認(eKYC)の利用が増えています。
お客様の容貌写真と身分証の画像を送信し、本人確認する方法です。
eKYCサービスを利用する方法であれば、本人確認の手続きをスムーズに終わらせられます。

容貌写真は本人確認時に撮影する必要があり、カメラロールに入っている写真を本人確認として使用できません。
eKYCでは、ライブネス判定や表面の顔写真だけではなく、厚みを示した画像を送信したりなど、身分証明書の偽造やなりすましを防ぐための仕組みがされているため、信頼性が高いといわれています。

eKYCによるICチップの読み取り

eKYCサービスを利用して運転免許証やマイナンバーカードのICチップから情報を読み取り、送信する方法もあります。
この方法は、ICチップの情報とお客様の容貌写真を買取店に送信するだけであるため、スマホ1つで本人確認が終わります。

しかし、ICチップ情報を展開するためには暗証番号が必要です。
ICチップ情報の利用はまだ一般的でないため、暗証番号を忘れてしまう方がいるかもしれません。

マイナンバーカードは本人確認書として利用できない?

本人確認書類として利用できる書類には、運転免許書、各種健康保険証、日本国パスポート、外国人登録(済)証明書、年金手帳、福祉手帳、住民票、住民基本台帳カードがあります。
買取店によっては、本人確認書類として利用できない書類があるので、事前に買取店の公式ページで、どの身分証明書が利用できるかを確かめておくことをおすすめします。

一般に、マイナンバーカードは本人確認書類として広く使用されていますが、古本を買取に出す際には本人確認書類として利用できない場合が多いです。
古物営業法により、確認書類に含まれる個人情報を保管する義務がありますが、マイナンバーの保管は許されていないため、提示されてもマイナンバーカードのコピーの保管に困ってしまうのです。
そのため、マイナンバーカードは本人確認書類として適切ではないとされるのです。
マイナンバーカード以外の本人確認書類を用意して、古本を買取に出しましょう。

まとめ

古本を買取に出す際には、本人確認書類を提示する必要があります。
これは、古物営業法で定められているからです。
本人確認をすることで、すぐに盗品を発見でき、持ち主に返せるのです。

古本買取が対面ではない場合も、本人確認書類のコピーを郵送してもらうことで本人確認が可能です。
マイナンバーは、本人確認書類として利用できない場合があるので注意してください。

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