「アニメージュ」のような長く発行されている雑誌は、今では人気があり、手にはいにくい貴重な雑誌です。
特に古い号が持っている方も少なく、高値で取引される傾向があります。
当店では1冊1冊、現在の取引価格を基に査定させていただきます。
「アニメージュ」とは1978年に大手出版社である徳間書店から刊行されている月刊のアニメ情報誌です。現在では様々なアニメ雑誌が群雄割拠していますが、まだアニメがアニメではなくテレビ漫画と呼ばれていた時代から刊行され、アニメ雑誌業界でも最古参にあたる歴史と伝統ある雑誌です。
余談ですが、アニメ雑誌業界には三強、または御三家と呼ばれる人気を分かつアニメ雑誌があり、『アニメディア』、『月刊ニュータイプ』、そして本誌である「アニメージュ」がそれに当たります。これらはどれも毎月10日売りという共通点があるので10日売りアニメ雑誌と呼称されることもあります。どれも根強い人気のある雑誌であり、アニメ業界の隆興とともに売り上げを伸ばし、日本のアニメ文化の発信者として広く認知されるまでになりました。
始まりは、1970年代に幼年向けテレビ情報誌である「テレビランド」の編集部が新しい雑誌の発売を構想していたことからであり、テレビランドの増刊であるロマンアルバムの宇宙戦艦ヤマトが40万部という大ヒットをし、これからのアニメの盛り上がりに確信を持ち、月刊のアニメ雑誌が創刊されるに至りました。
創刊当初は『別冊テレビランド』というタイトルと位置付けでしたが、創刊号で7万部が完売し、刊行するたびに売り上げが伸びていき、25万部に達するまでの看板雑誌となります。
1980年代になると、アニメ雑誌ではメディアミックス展開が流行し、押井守のビデオアニメ『天使のたまご』、安彦良和の映画『アリオン』の製作をバックアップするなどしていました。
1981年の8月号では、それまで一部で知られるのみだった宮崎駿の特集を組み、1982年の2月号から宮崎駿に漫画『風の谷のナウシカ』を連載、これが後にスタジオジブリ設立につながる端緒となりました。スタジオジブリ代表取締役である鈴木敏夫は、この時の第2編集長であったことも関係しています。
アニメージュ編集部からはその後アニメ業界に関わる多数の人材が輩出されたことも有名であり。スタジオジブリの設立にはもちろん第5代編集長の渡邊隆史は角川書店からの招聘によって編集長を辞してライバル誌であり同じ御三家の一角である『月刊ニュータイプ』の編集長に就任するなど異例の人事が行われました。
創刊当初のアニメージュ編集部には『週刊アサヒ芸能』の出身者が多く、アニメ情報を集めるためにアニメ好きな大学生を編集部に出入りさせ、嗜好や情報を提供させるという方法を取り、この当時の大学生は後に正式に編集の仕事に就くということもありました。
以下はアニメージュで連載されていた漫画の一部です。
•バロン 猫の男爵(柊あおい)
•東京物語(ふくやまけいこ)
•セラフィム 2億6661万3336の翼(今敏)
•風の谷のナウシか(宮崎駿)
•KAZE(神崎将臣)
創刊から50年経つ現在でも刊行は続いており、アニメが文化として受け入れられた現代においてはさらに需要が高まり、今後ますますの発展を期待できるアニメ雑誌業界です。放送されているアニメの最新情報やアニメ映画にアニメや漫画が原題となっている舞台に関することまで網羅しているので、アニメについて詳しく知れる雑誌となっております。
書名 | アニメージュ |
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書名カナ | アニメージュ |
著者名 | − |
著者名カナ | − |
ジャンル | アニメ雑誌 |
出版社 | 徳間書店 |
ページ数 | − |
サイズ | 29.6 x 23.6 x 1 cm |
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