ばれろん堂の専門書買取実績

2020年2月11日 雑誌 / 会報誌

ADLIBの高価買取

ADLIBの買取概要

「ADLIB」のような絶版雑誌は、今では手にはいにくい貴重な雑誌です。

持っている方も少なく、高値で取引される傾向があります。

当店では1冊1冊、現在の取引価格を基に査定させていただきます。

 

 

ADLIBの概要

ADLIBとは?

「ADLIB」とは、20代を中心とする音楽に関心のある若年層に向けた音楽ファンにフージョン、アダルト・オリエンテッド・ロック、ソウル/ブラック・コンテンポラリー、ニューエイジ/ワールド・ミュージックなどを紹介する音楽生活雑誌です。

1973年に創刊され、当時日本では数が少なかったジャズを中心とした音楽雑誌として人気を博しました。ソウルミュージックやブラック・コンテンポラリーを主とした、大人向けな音楽雑誌という斬新なスタイルを確立し、日本の音楽界に新たな一石を投じた雑誌でした。

 

昭和日本のジャズ雑誌

大人が聞く音楽という印象が強く、アダルトな雰囲気を持つジャズは、戦前にはすでに日本にも伝わってきており、都会人やブルジョワ階級の人々が楽しんでいました。1920年代にはポリドール、ビクター、コロムビアと外資系のレコード会社が設立され、レコードとしてさらに普及していきます。しかし当時の行政警察からジャズは敵性音楽とみなされ禁令が出されました。ジャズレコードの演奏禁止、レコードの自発的提出、または強制回収などにより米英音楽は世間から迫害され、一部の人々が自宅でバレないように聴くに留まりました。

戦後になると、ジャズ、ハワイアン、カントリーなどのアメリカ音楽が日本に輸入され、優れた歌手らにより大衆化し、1960年代、1970年代になれば日本でもフリージャズが盛んになっていきました。

ジャズ雑誌の多くは1970年代に創刊され、当時はあちらこちらにあったジャズ喫茶に置かれていました。人気だったジャズ雑誌といえば『ミュージック・ライフ』、『ギターブック』、『Swing Journal』『jazz Life』などがあり、特に『ミュージック・ライフ』は洋楽雑誌では一番の売り上げを誇っていました。

 

「冬の時代」の到来

海外の音楽文化が入ってきたことによって盛り上がりをみせた音楽雑誌業界でしたが、1990年代に入ると徐々に売り上げが落ち、厳しい状況へと追い込まれていきます。それの最たる原因がインターネットの登場です。

インターネットが登場したことでいつでも情報を手にできるようになり、それまで情報のアーカイブ場所でもあった雑誌という媒体の重要度が大きく減少したために、続々と休刊、廃刊に追い込まれていく雑誌が相次ぎました。

音楽雑誌業界もその例に漏れず、さらにCD売り上げも減少しつつあったためレコード会社も雑誌に広告を掲載しなくなり、規模縮小余儀なくされていきました。1998年には40年以上の歴史を持つ洋楽雑誌の看板であった『ミュージック・ライフ』が休刊し、それからも『ギターブック』、『POP Beat』、『GiRL POP』など有名音楽雑誌が休刊廃刊となり消えていきました。

本誌「ADLIB」も最盛期には発行部数20万部を記録しましたがそれから落ち込み、2010年の5月号で惜しまれながらも休刊となりました。1990年代後半カラ長らく音楽雑誌業界は冬の時代が続いており、日本でジャズやソウルミュージックを専門に扱っている雑誌も「ADLIB」がなくなったことでわずか数誌しか残らなくなっています。

 

ADLIB詳細

書名 ADLIB
書名カナ アドリブ
著者名
著者名カナ
ジャンル 音楽雑誌
出版社 スイングジャーナル社
ページ数
サイズ 28 x 20.8 x 1 cm

 

 

 


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