「アーマーモデリング」のような人気がある雑誌は、なかなか手にはいにくい貴重な雑誌です。
特に年代の古い号は持っている方も少なく、高値で取引される傾向があります。
当店では1冊1冊、現在の取引価格を基に査定させていただきます。
「アーマーモデリング」とは1997年から大日本絵画社から発行された模型雑誌です。戦車、装甲車、火砲など陸戦闘兵器を主とした陸上物のミリタリー専門誌として隔月発行されていましたが、後に月刊化されており、現在では毎月13日に発売されています。
同系統の雑誌では『モデルグラフィックス』、『スケールアヴィエーション』、『ネイビーヤード』などがあり、発行は同じ大日本絵画社、編集はアートボックスという同じ体制でつくられています。『ネイビーヤード』は現代の艦船から大戦時の艦船まで取り扱う船舶模型を中心とした誌面構成で、『スケールアヴィエーション』は飛行機模型の専門誌、『モデルグラフィックス』は総合的な要素を取り扱う模型雑誌となっています。
模型雑誌はホビー雑誌とも呼ばれ、戦車から船舶、飛行機、または車やバイク、鉄道など模型そのものの種類が多く、各種専門誌が存在するほどです。
模型雑誌の歴史は戦前まで遡る1924年に、誠文堂より創刊された『子供の科学』に本間清人が鉄道模型などの模型製作記事を連載したことから始まります。また山北藤一郎が電気機関車や電気関係の製作記事を連載し、同じ誠文堂発行の『科学画報』でも香西健が鉄道模型製作記事を掲載しました。
1930年には模型を製造し全国各地に特約店を持っていた大阪の朝日屋が『科学と模型』を創刊し、1936年には鉄道模型を販売していた川合模型製作所が『模型鉄道』という雑誌を刊行し、月極読者を会員として青写真設計図の配布などを行ったことで最盛期には会員数は500万人を超えていました。
日中戦争が勃発してから日本は戦時体制となり、模型製作は材料不足で出版物の刊行も困難となっていき、模型雑誌は次々と廃刊となっていきました。
戦争が終わり、昭和20年代になると出版物ブームが到来し、出版すればなんでも売れるという状態となり、このブームの中で『少年工作』、『ラジオと模型』、『モデランド』、『科学少年』、『動く実験室』、『鉄道模型趣味』など多くの模型雑誌が刊行されました。
さらに昭和30年代には特撮テレビ番組サンダーバードのプラモデルが大ヒットしたことで世間にプラモデルという存在が広く知られるようになり、1961年に飛行機模型専門誌『航空情報』は臨時増刊として『プラモデル読本』を発行。1963年から『プラモデルガイド』として毎年発行されるようになります。1966年には九州で模型店を経営していた井田博によ日本初のプラモデル専門誌『モデルアート』が創刊され、時代が進んでいくごとに模型雑誌は多様さを増して変化していきました。
モデルグラフィックス誌は陸海空そなえた総合性が売りですが、各分類に焦点を当てていくと書ききれない部分がどうしても出てきました。「アーマーモデリング」はそういったモデルグラフィックスでは捉えきれなかった装甲車両関連の情報を豊富に掲載し、陸上ミリタリーのー好きの読者のニーズに応えるために創刊され、その役割を不足なく果たし続けており、近年は1/48スケールや海外製品の情報の割合が増えつつあります。
艦船専門の『スケールアヴィエーション』、航空機専門の『ネイビーヤード』共に、ミリタリー趣味の読者たちの貴重な情報源として活躍する雑誌です。
書名 | アーマーモデリング |
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書名カナ | アーマーモデリング |
著者名 | − |
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ジャンル | 模型雑誌 |
出版社 | 大日本絵画社 |
ページ数 | − |
サイズ | AB判 |
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