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京都嵐山美術館は、京都市右京区にかつて存在し、1986年に開館、その5年後の1991年に閉館した美術館です。展示品には工芸美術品などもありましたが、主なものとしては、第二次世界大戦中に使用された大日本帝国陸軍、大日本帝国海軍に関する資料です。
旧陸軍、旧海軍にて実際に使用された大砲、装具、火器類が陳列され、重厚な趣を呈していました。航空機や船舶、戦車などの大型の機械類の展示は迫力があり、美術館の目玉となっていました。展示されている兵器に触れられたり、戦闘機のコクピットに座ることができるサービスが人気を博しておりましたが、ずさんな管理体制から戦闘機や戦車のパーツの一部が美術館を訪れた客に持ちさられる事件が相次ぐなど、問題点が浮かび上がり、所在が分からなくなった展示品もそのまま行方知れずのままとなっています。
かつて嵐山美術館には、日本で唯一残存していた、第二次世界大戦にて活躍した戦闘機『疾風』が展示されていました。正式名称は四式戦闘機といい、速度、武装、防弾、航続距離、運動性、操縦性をバランスよく備え、太平洋戦争後期からの登場ながら、日本軍戦闘機として零戦、一式戦に次ぐ約3500機に及びました。
この四式は、元は鹿児島県にある知覧特攻平和会館に収蔵されていた一品であり、一度アメリカへ渡りましたが日本へ里帰りを果たし、日本人実業家のオーナーが死後に嵐山美術館へ売却されたという経緯があります。嵐山に移転後、管理体制の甘さから部品が盗まれ、飛行不能となりました。これには以前の持ち主であるアメリカの私設航空博物館も項垂れ、「他の機体数機とでいいから交換して返してほしい」とコメントしています。
四式戦闘機の他に、高知県の海中から引き上げられた三式戦闘機『飛燕』。琵琶湖へ不時着し永らく湖底に沈んでいた零式艦上戦闘機六二型。イギリスのダックズフォード帝国戦争博物館から日本へ帰ってきた九五式軽戦車などなど、かつての世界大戦を経験した日本軍の兵器が展示されていました。
1991年に嵐山美術館は閉館し、展示品の多くは和歌山県白浜町へ移されましたが、一部の品はマニアに流出したり、破棄されたり、所在が分からなくなったりしたままです。
京都嵐山美術館には、太平洋戦史展ともう一つ、武家美術史料展という展示場があり、そこでは、甲冑や刀剣、薙刀、火縄銃等の、戦国時代の武士が身につけていた武具を鑑賞できました。これらの古美術品も、蔵品集の品目に加えられ、カラー写真で見ることができます。
書名 |
鉄と漆の芸術 京都嵐山美術館蔵品集 |
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書名カナ | テツトウルシノゲイジュツ キョウトアラシヤマビジュツカンゾウヒンシュウ |
著者名 | 京都嵐山美術館 |
著者名カナ | キョウトアラシヤマビジュツカン |
ジャンル | 図集 |
出版社 | 京都嵐山美術館 |
ページ数 | 130ページ |
サイズ | − |
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