全集については何点か紹介しておりますが、今回買取させて頂いたお品物は、「高見順全集」と「高見順日記」の高見順さんに関する2作品を買取いたしました。
高見順さんといえば、出生に関わる暗い過去や、左翼からの転向体験を描いた「故旧忘れ得べき」で一躍注目を集めました。その後は「如何なる星の下に」や「いやな感じ」などの作品にて高い評価を受け、詩人としても活躍していたこともあります。日本近代文学館の設立にも率先し、初代理事長として就任しましたが、食道癌のため放射線医学総合研究所病院で亡くなったあとに、文化功労者となりました。
2点合わせると結構な量になりますね。お家にこれだけあると置き場に困りそうです。
まず全集系の買取には、「全て揃っていること」が高価買取の鍵となります。しかし、ただ揃っているだけではお値段がつかない場合がございます。もう1点、全集の買取には必要なものがあるんです。
それは「月報」です。全集類をお持ちの方は既にご存じかもしれませんが、全集には月報という一定期間継続して出版される図書に、別刷で付録として挿入されている小冊子(リーフレット)がついております。 付録、しおりとも呼ばれています。
月報が全て揃っているか揃っていないかで全集買取の金額に大きな差がうまれます。
真ん中にあるのが月報です。
そのため、もし全集を集めている方は月報だけはなくさずにとっておくと後々、価値がぐーんと上がります。
ばれろん堂では全集や専門書の買取を中心としております。
今回は高見順全集買取・高見順日記買取について紹介いたしましたが、他にも様々な全集を求めております。しかし、文学全集などには買取できないものがあるので、揃っている全集のすべてを買取できるわけではありません。なので、もしお家にある全集を整理したいという方がいらっしゃいましたら、一度ご連絡頂ければ買取できるか確認させていただきますので、お気軽にご連絡をお待ちしております!
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