ばれろん堂の専門書買取実績

2022年2月01日 書籍 / 文庫 / 小説

【マルキ・ド・サド】完訳シリーズのご紹介

 

こんにちは、ばれろん堂です。

この時期は路面がツルツル、朝から何度も足を滑らせましたが何とか転ばないよう耐えました!

聞きかじった話ですが。雪国のひとは、そうじゃない人と比べて雪道を歩くコツや癖のようなものを持っているそうですね。

自分ではあまり意識しているわけではないのですが…、日頃より訓練されていたおかげで転ばず済みました(笑)

車でもスリップ事故が恐ろしいですし、安全歩行・安全運転で今日も元気に買取です!!

 

さて、ここ数日は澁澤龍彦氏の全集たちをご紹介してまいりました。

澁澤龍彦全集 】 【 澁澤龍彦翻訳全集 】 ← 左記リンクよりお読みください♪

本日は、彼に深く関わりある人物の作品をピックアップ致しました!!

 

 

マルキ・ド・サド 完訳シリーズ

 

 

 

こちらは佐藤春夫氏による、マルキ・ド・サド小説の完訳本5冊セットです。

日本で最初に翻訳したのは澁澤龍彦氏の文庫本として有名ですが、

異常心理学を研究する中でこの原書に巡り合った、心理学を専門とする佐藤春夫氏による日本唯一の完訳本となります。

文学作品として名高い書籍ではありますが、資料価値としてもやはりなかなかのもの。

多少のスレキズ等はあるものの、外函・一部帯付と概ね良好な状態での買取となりました!

 

 

 

マルキ・ド・サド

 

フランス革命期にあたる18世紀の貴族であり小説家。「マルキ」とは「侯爵」を意味し、サド侯爵とも呼ばれています。

正式な名は、ドナスィヤン・アルフォンス・フランソワ・ド・サド ( Donatien Alphonse François de Sade )。

サド侯爵はサディズム」の語源として知られる通り、相手を苦しめる事により快楽を得るという嗜虐趣味の持ち主です。

当時は重罪であった男色行為を下男と及んだ罪により、破門や死刑判決などを宣告され監獄へと収監されたサド侯爵ですが、

その獄中で数日のうちに仕上げた草稿こそが、代表作であり当シリーズにも収録されている「ソドム百二十日」だったのです。

 

 

文庫小説から完全版まで何でもお問合せ下さい!

 

ばれろん堂は幅広い買取ジャンルに着手しております!

古本の買取に困ったときは? まずは札幌ばれろん堂までご相談を!!

きっとあなたのお力になってみせます、お気軽にお声がけください♪

 

 


 

マルキ・ド・サド 完訳シリーズ 全5巻セット

佐藤晴夫完訳 / 横尾忠則装 青土社 / 未知谷

アリーヌとヴァルクール叉は哲学小説
 第一部
  アリーヌとヴァルクールの悲恋物語
 第二部
  サンヴィルの冒険譚
 第三部
  レオノールの冒険譚
 第四部
  悲恋物語承前
 編者の覚書
 訳者あとがき

ジュリエット物語叉は悪徳の栄え
 第1部
  パンテモン女子修道院の隠遁生活について
  ジュリエットがデルベーヌ院長に誘惑されること
  孤児となった彼女が最初に頼ったマダム・デュヴェルジェの宿の遊びについて
  監賊ドルヴァルの展開する所有権論のこと
  極端な道楽者ノアルスイユとの出会いと彼の趣味について
  ノアルスイユが彼女の悪徳を鍛えること
  ジュリエットが盗みの廉で逮捕されること
 第2部
  悪徳大臣サン・フォンのこと
  ノアルスイユ夫人への残虐行為について
  ジュリエットに付いた悪徳の女教師クレールウィルのこと
  ナントの死刑執行人デルクールの哲学について
  クロリス一族の惨殺と事件の顛末について
  サン・フォンの来世における因果応報説について
  クレールウィルの地獄の教義について
 第3部
  悪事友の会について
  カルメル会の修道院での遊蕩について
  ジュリエットの実父殺しについて
  ベルモール伯爵の宗教撲滅計画のこと
  愛に関する演説について
  女魔術師デュランのこと
  悪事を恐れ、サン・フォンの逆鱗に触れること
  ジュリエットがロルサンジュ伯爵と結婚すること
  シャベエル神父にすべてを託しイタリアへ逃走すること
  アペニンの食人鬼・ミンスキーのこと
 第4部
  ミンスキーのこと承前
  フィレンツェについて
  ドニ伯爵夫人の母娘殺し計画とその顛末
  ローマについて
  ジュリエットが同性愛女ボルゲエズ侯爵夫人と意気投合すること
  アルバニ枢機卿とベルニ枢機卿の乱交について
  グリロ侯爵夫妻の死について
  司法長官の要請で施療院に放火すること
  ジュリエットがヴァチカンで法王に謁見すること
  法王ピウス六世の殺人に関する長広舌について
 第5部
  システィナ礼拝堂における堕落した饗宴のこと
  ジュリエットが仲間達と法王庁の財産を盗むこと
  盗賊団に拉致されクレールウィルと再会すること
  頭目ブリザ・テスタの館での無軌道な淫楽について
  ボルゲエズ・クレールウィルと三姉妹と称して生活すること
  お人好しのナポリ国王フェルヂナンドとマリー・アントワネットの妹シャルロット王妃のこと
  ナポリ周辺における遊蕩と汚辱について
 第6部
  王妃シャルロットを騙してナポリ国王の金貨を盗むこと
  ボルゲエズをベスビオス火山の火口に投げ込むこと
  再会したデュランに騙されクレールウィルを毒殺すること
  卸売商人コルデリィの娘殺しと彼を殺して財宝を奪うこと
  ヴェネチアでの気儘な生活について
  官憲に追われてジュリエットがパリに逃げ帰ること
  ノアルスイユの二重結婚について
  不幸なジュスチーヌの死について
  その後
訳者あとがき

ソドムの百二十日
 序文
 第一部
 第二部
 第三部
 第四部
 訳者あとがき

ジュスチーヌ物語叉は美徳の不幸
 第1章
  父親の破産とともに、ジュスチーヌが修道院から世間に投げ出されること
 第2章
  ジュスチーヌの美徳に対して数々の侮辱が加えられること
  彼女の美徳に対する毅然とした態度に対して天が報いること
 第3章
  監獄に収容されたジュスチーヌが鉄鎖を断ち切ること
  彼女を引き摺り込もうとする悪党仲間のこと
  彼女の羞恥心が引き起こす新しい危険と、彼女が目撃するさまざまな汚辱のこと
  ジュスチーヌが悪党仲間から逃げ出すこと
 第4章
  悪党がジュスチーヌに助けられた恩義を無視すること
  興味ある出会いと、彼女が新しい地位に就くこと
  彼女の主人の不信心、不道徳、親不孝と、彼女の心の状態について
 第5章
  忌まわしい悪事の計画を密告するための苦心について
  悪党の詭弁と、残酷な行為の準備と実行について
  ジュスチーヌがそこから逃げ出すこと
 第6章
  不運な娘が身を寄せた新しい家での出来事について
  ジュスチーヌがその家での歓待から逃げ出すこと
  彼女が経験する恐ろしい出来事について
 第7章
  ジュスチーヌの不幸な運命の続きについて
  「鉄の心臓」がジュスチーヌに恩返しをすること
  彼女の敬虔な計画に対して、神はどのように報いたかということ
 第8章
  修道院の登場人物について
  修道院で起きたさまざまな出来事の細部について
 第9章
  修道院での出来事の続きについて
  ハレムの規則、風俗、慣習について
 第10章
  修道院の奥のハレムの情事の続きについて
  クレマン神父の勿体ぶった哲学論について
 第11章
  修道院における出来事の終りについて
  ジュスチーヌがハレムを逃走すること
  デステルヴァルの宿屋のこと
 第12章
  宿屋での出来事の続きと終りについて
  ブルザック侯爵との再会とジュスチーヌの出発のこと
 第13章
  伯爵の館での出来事について
  女に関する論議のこと
 第14章
  ヴェルヌイユ一家の人々について
  新しい種類の放蕩について
 第15章
  悪党達の霊魂の不滅についての論議のこと
  乱行が修了し、道楽者達が別れ別れになること
  ジュスチーヌの遁走について
 第16章
  サン・フロランとの不思議な出会いのこと
  ジュスチーヌが彼の申し出を断わること
  彼女の善行が報われること
  乞食一味の隠れ家のこと、そして彼らの道徳と習慣について
 第17章
  ジュスチーヌが乞食仲間から去ること
  彼女が善行によってロランと出会うこと
  贋金作りロランの隠家に滞在すること
 第18章
  ジュスチーヌがデュボアと思いがけない再会をすること
  彼女に新しい庇護者が現われること
  デュボアの残酷な仕打がすべてを損ってしまうこと
  権力者の奇妙な情欲について
  ジュスチーヌがグルノーブルを出発すること
 第19章
  ヴィルフランシュでの出来事について
  投獄されること
  助けを求めた人々から裏切られること
  名誉を犠牲にして脱獄を計ること
  裁判所の結果について
  監獄から逃走し、パリに向うこと
  ジュリエットと再会すること
 訳者あとがき

閨房の哲学
 道楽者の自由思想家たちへ
 第1の対話
 第2の対話
 第3の対話
 第4の対話
 第5の対話
 フランス市民よ、共和主義者でありたければ、もう少しの努力だ
 第6の対話
 第7(最後)の対話
 ジェローム神父の物語
 セラフィーヌの物語
 プリザ・テスタの物語
 訳者あとがき

 

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