茹だるような暑さが続く中、いかがお過ごしでしょうか。
このご時世ですから、マスク生活に猛暑も相まってつらい思いをされている方も多いかと思います。熱中症などにはくれぐれもお気をつけ下さい。
先日の記事では、絵本を大量に買い取らせていただいた中で、海外の絵本作家レオ・レオニさんを紹介させていただきました。
今回は、日本で生まれ、世界中で愛される名作絵本シリーズ『ぐりとぐら』を紹介させていただきます。
シリーズの最初の作品、『ぐりとぐら』は1963年に誕生しました。
中川李絵子さん作で大村百合子さんが絵を担当されています。
物語の主人公は、双子の野ねずみ「ぐり」と「ぐら」。
お料理、そして何よりも食べることが大好きな2匹。
ぐりとぐらがいつものように森を散策して、どんぐりや栗を料理する算段を立てていると、道の真ん中で巨大なたまごを発見します。目玉焼きにしようか、それとも玉子焼きにしようか・・・2匹は考えた末、大きな「かすてら」を作ることにしました。
いざ料理にとりかかる二匹ですが、なにしろ巨大なたまごですから、そう簡単にはいきません。二匹は試行錯誤しながら、おいしいかすてら作りに挑みます。
この作品には様々な魅力があります。リズミカルな楽しくなる文章、、料理の描写、ぐりとぐらを始めとした多くの動物たちの豊かな表情・・・
その中でも特に目を引くのは、2匹が作るかすてらです。この絵本の中で描かれる黄色いかすてらが、まあ美味しそうなこと!
私も子供のとき、この本を読み、母親に「これが食べたい」とよくねだったものです。
作者のひとりである中川さんは、「子どもたちに上等でおいしい物をご馳走したい」と思ってこのお話を考えたそうです。見事に術中にはまってますね。さすがです。
『ぐりとぐら』シリーズは7作品あり、そのほかにも2匹が登場する絵本が6作品と大人気のシリーズです。
私が個人的におすすめなのは『ぐりとぐらの遠足』です。遠足に出かけた2匹のお話で、結末に向かうに連れわくわくした想い出があります。
『ぐりとぐら』の生みの親で、実の姉妹でもあるお二人についても簡単に紹介させていただきます。
文を担当された中川李枝子さんは札幌生まれ。保育園に勤務する傍ら、創作を始めました。
1962年に出版した童話『いやいやえん』は厚生大臣賞など数々の賞を受賞しました。主な著書に、『ももいろのきりん』、『子犬のロクがやってきた』などがあります。
また、また、作詞家としてはジブリ映画『となりのトトロ』のオープニングテーマ『さんぽ』 などの作品があります。
絵を担当された大村百合子さんは東京生まれ。
主な著書に『そらいろのたね』、『こぶたほいくえん』、『なぞなぞえほん』などがあります。また、『ぐりとぐら』、『いやいやえん』、『かえるのエルタ』の挿絵など、姉の中川李枝子さんとのお仕事も多数あります。
『ぐりとぐら』を執筆されていた際はフランス語を専攻する大学生で、野ねずみを描いたことがなく困ったというエピソードがあります。
『ぐりとぐら』特集、いかがでしたでしょうか。
「シリーズ全部読んだな~」という方がたくさんいらっしゃるのはもちろんのこと、全ては読んでいなくても、「聞いたことあるよ!」という方も多い名作絵本シリーズだと思います。
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