「美術書を売りたいけど、高く売れるか心配」
このようにお思いの方はいませんか。
美術書は、持っている人が少ないため、本当に売れるのか不安ですよね。
しかし、美術書の中にも高価な値段がつくものがあります。
高く売れる本の特徴に加えて、買取価格を上げるコツも紹介するので、ぜひチェックしてください。
美術書と一言に言ってもさまざまな種類があります。
それは、写真集や画集、図録などです。
このような専門性の高い書籍の売却をご検討なら、それらを取り扱っている専門店に査定を依頼した方が賢明です。
美術書を査定する上で重視される点は何でしょうか。
それは主に以下の3つです。
希少性、著者、本の状態です。
著名なデザイナーが出版した美術書は、入手困難です。
そのため、希少性が高く、ものによっては数万円の価値がつきます。
もし、売却する美術書の著者を知らない場合は、著者の情報を調査しておくことをおすすめします。
調査をしておくことで、査定額の参考になります。
美術書に限らず、高価格で買い取られる本にはいくつか特徴があります。
本屋は買取の際、どのような点を見ているのでしょうか。
結論から言うと、保存状態です。
カバーが色あせしていないか、本が曲がっていない、書き込みや折り目がないか、紙カバーがついているかの4点が主に確認されます。
カバーが色あせしていると、買取価格が大幅に下がってしまいます。
対策はしたいですが、何が原因で起こっているのかわからないと対策のしようがないですよね。
本が色あせしてしまう原因は、光と空気です。
太陽光や蛍光灯から発せられる紫外線によって、紙の成分と化学反応をおこします。
すると、紙は時間をかけながら茶色に変色していきます。
空気も紙に触れることで酸化し、黄ばみの原因になります。
ブックカバーをつけたり、カーテンを閉じたりして、本に光が当たらないようにしましょう。
本棚に収納しておけば、このような問題は起きません。
しかし、段ボールに無秩序に保存しておくと、本が曲がってしまいます。
本に曲癖があると、元に戻すことが困難です。
最悪の場合、修復不可能になるので、本の保存場所は十分に検討しましょう。
このとき、買取価格は一気に低くなるため、本の保存には細心の注意を払いましょう。
買取を考えている方は将来を見据えて、書き込みや折り目をつけない方が良いでしょう。
ただ、もし書き込みや折り目がついていたとしても、買い取ってくれることもあります。
先ほど解説したように、本が曲がっていると買い取ってもらえないことが多いですが、一定の需要があると、たとえ書き込みがあっても買い取ってくれることが多いです。
紙カバーをつけた状態で保存していると、買取の際、高値がつくことが多いです。
紙カバーがついているということは、中身が綺麗だということを証明する材料にもなります。
査定するのに時間はかかりますが、確実に買い取ってもらいたい方は紙カバーをつけておくことをおすすめします。
高く売れる本の特徴を解説したところで、次に買取価格を上げるコツを紹介します。
意識するべきことは、大きく3つあります。
1つ目のコツは、話題になっている時期に売ることです。
アニメ化、映画化したことによって大ヒットした原作は、高価格で買い取られることが多いです。
ただ、話題になって、たくさんの人に原作が行き渡った後だと、希少性が低くなって、買取価格が下がってしまうので、注意が必要です。
2つ目のコツは、まとめて売ることです。
単体で売るのではなく、セットで売ることをおすすめします。
人気作品の全巻が揃った状態で売りに出すと予想よりも高価格で買い取ってもらえます。
「バラバラで査定に出したため、全巻揃っていることに気付かれず、損をしてしまった」という経験をした方もいるので、注意しましょう。
3つ目のコツは、売り出す時期を見極めることです。
みなさんは、時期によって同じ商品でも買取価格が異なることを知っていますか。
本屋にたくさんの本が買取に出されている時は在庫数が多くなるため、買取価格は下がる傾向にあります。
逆に言えば、買取に出す時期さえ見極めれば、時期を変えるだけで買取価格を上げられるのです。
繁忙期になりがちなのが、大掃除で家を掃除する年末年始、引越しする人が多くなる春先です。
これらの時期を避けて買取すれば、買取価格に納得できないことが少なくなるでしょう。
高く売れる本の特徴と美術書をより高く売るコツを紹介しました。
後々、買取を検討している方は保存状態に気をつけて、満足のいく買取を実現しましょう。
当社のスタッフは古本査定のプロです。
1冊1冊丁寧に査定し、お客様が納得できる古本買取を目指しています。
古本買取をご検討の方はぜひ当社にご相談ください。