古い本がいっぱいあるけれど売れるかどうか分からず売るか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、売りたい本を高価買い取りしてほしいですよね。
そこで今回は古本の状態を表す言葉を紹介しつつ、どのような状態の本に値段が付き、高価買取が可能なのかを解説していきます。
古本の買取をしてもらうと本の状態について様々な判定が下されます。
せっかく、古本の買取を頼むのなら高価買取をしてほしいですよね。
そこで本の状態を指す言葉を紹介することで、売る際に気をつけた方が良い本を明らかにしていきます。
1つ目の言葉はシミです。
シミとは本の天や地、小口あるいは本文ページの部分に汚れが付いている状態を指します。
シミは斑点状のものもあれば、大きく輪の状態で広がっているものもありますよ。
汚れた本を元の状態に戻すことは難しいため、シミの付いた本は買取価格が低くなるでしょう。
古い本であればホコリなどが原因でシミができることもあります。
長い間放置するのではなく、時には手入れをしてあげるとシミを防ぐことができるでしょう。
また、食べカスでもシミが生じるため普段の本を読む際の扱いによってもシミを防げる可能性があります。
2つ目は汚れです。
通常、汚れは何もしていない状態で起きたものではなく、外的要因があったものを指します。
汚れは長い年月の間で頻繁に使用されてきた本に多く見られます。
買取価格に響いてしまうでしょう。
また、出し入れを何回もされた本の平部分に付く黒ずみも含まれています。
汚れも落とすのは大変なため普段からの扱いを良くする必要があるでしょう。
3つ目の古本用語は折れです。
折れとは本のページが折られていることです。
折れたところが犬の耳に似ていることからドッグイヤーとも呼ばれています。
しおり代わりや大事なところを覚えておくために本を折った経験がある人も多いのではないでしょうか。
簡単に印が付けられるためよくしがちですが、折れが付いている本は再販しても売れにくいため買取価格も減額されてしまいます。
1度折ると元の折れていない状態に戻せないため本を折ることはやめましょう。
4つ目は線引、朱線引です。
線引とはページに線が引いてあることです。
一般的に、黒色や青色の線が引かれていることを線引、赤やその他の色で惹かれている場合を朱線引と呼び分けています。
教科書や参考書の大事な部分にアンダーラインを引くなどしたことがある人も多いでしょう。
大事な部分が一目瞭然で便利ですが、ページに線があるとやはり買い取り価格は落ちてしまいます。
鉛筆などで書かれているメモや線は消してから売るのが得策でしょう。
中古本の状態を表す言葉にはマイナスなイメージの単語ばかりではありません。
買い取り価格を向上させるプラスの言葉も存在します。
以下の子言葉に当てはまりそうな本を所持していたら買取業者に依頼してみても良いでしょう。
初版とは作品が初めて本となったときに初版で最初に刷られた本を意味します。
本に印刷するには文字や写真を載せた原版にインクを塗って紙に写します。
この最初の版を初版と言い、後々修正をかけられた版を第2版や第3版と呼びます。
つまり、初版の本と第2版は完全に同じではありません。
また、刷りはその版で何回刷ったかを表しています。
例えば、第3刷であれば3回同じ版で刷っていることになります。
複数回刷ることを重版というのですが、聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ベストセラーになる本は需要が高いため、重版をして発行部数を伸ばしているのです。
特に何度も刷新をされた本では初版は珍しいため、買取価格にプラスの影響を与えています。
しかし、値段が付くのは初版でも初刷りのものに限ることに注意しましょう。
署名とは著者が記念に書いたサインのことを指します。
同じ本でも著者のサインが入っている本の方が嬉しいですよね。
しかし、著者が滅多にサインをせず、コレクターが一定数いる場合でないと値段に影響しません。
また、サインの他にサインを宛てた人の名前が記載されていることもあります。
その場合、宛名の人も有名人であれば貴重性が増すため、買取価格は向上するでしょう。
極美とは古い本でありながら、とても綺麗な状態の本のことです。
新品と比べてみても違いが分からないほど状態の良い本もあります。
保存方法がとても良かった本でしか極美の診断結果は得られないため、なかなか極美の本になることはないでしょう。
また、美本とは刊行後の年月の違いで意味が変わってきます。
刊行してから日が浅い場合は、少し見ただけでは古本かどうか分からない本のことを指します。
古い本である場合は、古い本の割に状態が良い本のことを指します。
今回は古本の用語からどんな本の価格が高いのか、低いのかについて紹介しました。
状態が悪い本を綺麗な状態にするのは難しいため普段からの本の扱いが大事だということがお分かりいただけたと思います。
また、古本を売りたいとお考えの方は是非ばれろん堂にお問い合わせください。