お子さんが大きくなると、絵本が読まれることはほとんどなくなってしまうでしょう。
そのような絵本を思い出として家に置いておくのも良いですが、どうしても部屋のスペースをとってしまいます。
邪魔だと思った方は、思い切って古本として売りに出してみてはいかがでしょうか。
今回は、絵本の買取についてお話しします。
絵本は捨てる、売る、譲る、の3つの方法で処分されることが多いです。
せっかく処分するなら少しでも自分の手元に利益が返ってきて欲しいですよね。
しかし、絵本は中古では売れない、高値がつかないというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
実際に、以前までは中古の絵本はあまり人気がなく、中古本の市場にもあまり出回りませんでした。
しかし、最近ではジャンルを問わず中古絵本の需要が高まってきており、高値で取引されることも増えてきています。
これから需要が高まる市場だと言えるでしょう。
人気が高まってきた背景には、絵本の特殊性が挙げられます。
絵本は他の本と比べサイズが大きいものが多く、またほとんどの絵本がフルカラーになっています。
そのため、他の本よりも価格が高く設定されていることがほとんどです。
お子さんのために色々な絵本を揃えようとなると、出費がかさんでしまうことが考えられるでしょう。
また、絵本は読まれる時期が比較的短いことが多く、これらの理由から同じ作品でも中古のものを買うことで出費を抑えたい方が多いのです。
そのため、絵本自体の状態によりますが、自分が小さい頃に読んでいた絵本やお子さんに読み聞かせていた絵本が高額買取されることも充分にあり得るでしょう。
絵本を高値で買い取ってもらうためにはどうすれば良いのでしょうか。
絵本を高値で買い取ってもらうためには、いくつか押さえておくべきポイントがあります。
最も大事にすべきポイントは、売りに出す絵本の保存状態です。
特に絵本は手に取られる層が小さいお子さんであることがほとんどであるため、中古の絵本は衛生面が他の本と比べてより重要視されます。
そのため、保存状態が綺麗であればあるほど、高く買い取ってもらえることが多いと言えるでしょう。
言い換えると、汚い絵本は高値で買い取ってもらうことが困難になるパターンが多いと言えます。
それどころか、買取自体をしてもらえない場合もあるため注意しましょう。
ジュースやお菓子のシミや汚れが付くことをできるだけ避けることをおすすめします。
ジュースやお菓子をこぼしてしまった時は、すぐ拭き取るなどしてなるべく綺麗な状態を保つようにしましょう。
また、ページの破れや折れも買取価格を下げる要因になってしまうため注意が必要です。
絵本の見た目は査定の際最初に見られる場所であるため、破れや俺が見つかると大きく減額されてしまいがちであることを覚えておきましょう。
紫外線や湿気による絵本へのダメージにも気を配っておきましょう。
紫外線を多く浴びた絵本は、紙が焼けてしまい黄色く変色してしまう恐れがあります。
ページの日焼けが見つかってしまうと、ページに俺や破れがなくても減額されてしまうことがあります。
湿気が多い場所で保管すると、ページが水分を多く含んで波打ってしまうことがあります。
その際も減額される恐れがあるため、日頃から直射日光が当たらない場所で保管するようにしましょう。
作者のサインが入っている絵本は、一見高値で買い取ってもらえそうですが、実は落書き扱いとなってしまい減額されてしまいます。
購入の際すでに売ることを前提としている場合は、サインのないものを選ぶことをおすすめします。
小さなお子さんが使うため綺麗な状態を保つのは難しいですが、その分綺麗に保てた場合はより高く買い取ってもらえるため、できる限り綺麗な状態で売りに出すようにしましょう。
高値で買い取ってもらえる絵本は、その状態以外にも理由があります。
それはその絵本の知名度です。
ビジネス本や雑誌といった流行を追う本の場合、発行されたとしや新しさによって価値が大きく変動しがちです。
一方で、絵本はその発行年数によって価格が変動することがほとんどなく、有名な絵本はたとえ10年以上前のものでも高値で買い取ってもらえることが多いのが特徴です。
保存状態が良い場合は、より高値で取引されると言えるでしょう。
また、メディアで取り上げられ注目が集まっている絵本も買取額が高くなることが多いです。
近年はインターネットやテレビを通じてその絵本の名前を知る方が多く、一度メディアに登場することで一気に人気が出ることがあります。
持っている絵本がメディアで取り上げられた時は、高値で売れるチャンスだと言っても良いでしょう。
今回は中古絵本の買取についてお話ししました。
絵本の処分にお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。