「Momoco」のような絶版雑誌は、なかなか手にはいにくい貴重な雑誌です。
現在は持っている方も少なく、高値で取引される傾向があります。
当店では1冊1冊、現在の取引価格を基に査定させていただきます。
「Momoco」とは、1983年から学習研究社(現在は学研ホールディングス)から出版されていた月刊の女性アイドルグラビア雑誌のことです。1979年から同社で発行しているグラビア雑誌『BOMB』の姉妹誌として創刊され、1984年4月号より月刊化されました。
雑誌のタイトルとなっている「Momoco(ももこ)」の由来は、当時新人アイドルとして活動していた菊池桃子をこれから売り出そうとする業界の思惑が関係しており、雑誌のイメージガールも菊池が務め、創刊号の表紙を飾ってから本格デビューとなっています。
本誌の姉妹誌である『BOMB』は、多少性的要素を含む記事や企画ページが存在しましたが、創刊以来一貫して青年向け雑誌ではなく、女性アイドルのグラビアを掲載するにとどまっていました。「Momoco」のイメージガールである菊池桃子もこの雑誌に何度か登場しています。
「Momoco」も『BOMB』の系列を受け継ぎ、アダルト雑誌としてではなくアイドル雑誌として、アイドル好きの青年に向けた誌面構成を心がけていますが、『BOMB』よりも対象年齢は高めに設定されており、大判のグラビアが主でもヌード写真も併せて掲載するなどしていました。
やがて『DUNK』などのライバル誌に人気を取られ、売上も下降の一途を辿るようになり、さらには絶頂にあった女性アイドルの人気ぶりにも陰りが見え始め、徐々に衰退していくとともに発行部数も落ち込み、創刊から約10年を数える1994年の1月号を持って廃刊となりました。
「Momoco」に掲載されていた特別ページであり、自薦他薦問わず、さらには芸能事務所への所属の有無も関係なく全国の美少女を募り、編集部が認めた写真を雑誌に掲載するという企画で、誌面上でおこなわれるアイドルオーディションというような雰囲気のあるコーナーでした。通し番号でつけられた桃組出席番号という名称はおニャン子クラブの会員番号に取り入れられたともされています。
また、1986年のTBS系列で『モモコクラブ』という名のテレビ番組が放送され、志村けん、いんぐりもんぐり、森尾由美というメンバーと、桃組から酒井法子、畠田理恵、白田あゆみ、姫乃樹リカ、円谷優子、川口智子などが主なレギュラーメンバーとして出演していました。
1980年代から現在まで活躍している女性タレントの中には、かつてこの『モモコクラブ』に登場していた人も多く、「有名になる前の姿が見られる」として、バックナンバーはオークションや古本市場で高値で取引されています。
「Momoco」において初期は巻頭を、末期は巻末を飾ったグラビアページのことを『Momoco写真館』と呼んでいました。撮影は小沢忠恭が担当し、モデルとなった人物は女性アイドルから女優まで幅広い人選でした。寝かせるポーズが多いのが特徴となっていました。
『童貞物語』は、『BOMB』に於ける人気企画だった『パンツの穴』と同様の読者投稿ページであり、男女の恋愛について赤裸々に綴った物が多く、『パンツの穴』に続いてこちらも映画化されましたが、女性アイドルが主演となってからは、頭に「新-」と付くなど投稿とはかけ離れたものになっていき、やがてはなくなりました。
書名 | Momoco |
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書名カナ | モモコ |
著者名 | − |
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ジャンル | アイドル雑誌 |
出版社 | 学習研究社 |
ページ数 | − |
サイズ | − |
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