古本買取では値段がつかない場合もある？値段がつくものとの差は？

古本の買取を依頼する際、思っていたよりも値段がつかないケースがあります。
古本を持って行っても安く買い取られてしまったら、持っていく手間がもったいなく感じてしまいますよね。
そこで今回は、古本の買取相場についてと高値で買取をしてもらうコツ、古本を売るための方法についてご紹介します。

 

古本の買取相場はどれくらい？

ここでは古本の買取相場について解説します。

古本は安く仕入れて安く売るという販売形式です。
そのため、大量の仕入れが簡単に行われるように買取の基準があります。

一般的には、発行年度の新しさ、保存状態の良さによって、値段が上がります。
そこから、シミや汚れ、折れなどの状態を加味したうえで、減額されます。
一般的な漫画やコミックを、保存状態を意識せず、本棚で管理していた場合、古本一冊当たりの買取価格は0円から30円です。

一律査定での買取相場について解説します。

一律査定の場合、漫画、コミックは0円から50円、新書は0円から70円、単行本は0円から150円で買取が行われます。
一律査定とは古本屋で店頭販売を行って売れる本かを考慮せずに、とりあえず買い取るやり方のことです。
そのため、買取されたものでも、不良在庫として処理されるものも多く、それらを処分するコストを抑えるために、古本一冊当たりの買取価格が安く設定されているのです。

次は、買取強化品の買取相場について解説します。

買取強化品の場合、漫画、コミックは150円から300円、新書は100円から350円、単行本は400円から800円で買取が行われます。
買取強化品とは、古本屋の店頭販売で売れる見込みのある本のことです。
買取強化品に選ばれるのは、その時に人気のものや、レアなものが多いです。
そのため、一律査定される古本よりも買取価格が高くなります。

 

高値で買取をしてもらうコツとは？

ここでは、古本をより高値で買い取ってもらえる3つのコツについて解説します。

 

本の状態を確認する

買取をしてもらう際の金額は、新品に近いほど高くなります。
時間が経っている本は表紙などに汚れが付きやすいので、湿らせた柔らかめの布できれいに拭き取ると良いです。
見た目が良くなると高く買い取ってもらいやすくなります。
またシリーズものは別々に売るのではなく、まとめて売ると高くなりやすいです。

 

ISBNコードを確認する

ISBNコードとは、本の国籍、出版社、タイトルを確認するために用いられるコードのことです。
このコードがないと買い取ってもらえないというケースもあるので、注意が必要です。

 

年代ものや専門書は丁寧に扱う

ISBNコードがない古い年代の本や、専門書などは価値を正確に判定してくれないケースがあります。
古本屋で専門書などを販売しても、買ってくれる人がいないので、買取価格は低く見積もられる可能性が高いです。
しかし、専門書などはマニアが通う美術書店で高値で買い取ってもらえるケースもあるので、すぐに買取に出さずに、電話やメールなどを利用して相談すると良いでしょう。

 

古本を売るための方法とは？

ここでは古本を売る3つの方法について解説します。

1つ目は、古本屋に直接持ち込むことです。
これは以前から行われてきた買取の方法です。
面倒な手続きをせずに買い取ってもらえますし、買取価格がその場ですぐに分かるので、すぐに現金化したい方にとっては便利です。
しかし、店舗まで自分で持ち運びをする必要があるので、大量に買取をしてもらいたい方にとっては、手間がかかってしまいます。

また買取価格が比較的安く設定されがちです。

2つ目は、ネットショップを利用して買い取ってもらう方法です。
発送または引き取りによる買取なので、自分で店までもっていく必要がありません。
そのため、一度に大量の本を売れます。
また、直接店舗で買い取ってもらうよりも買取価格が高くなるケースが多いです。

ただし買取価格がすぐに分からず、すぐには現金化できないので注意が必要です。

3つ目は、オークションに出すことです。
これは買取業者を介さず、価格などを自分で決めて販売する方法です。
価格設定を自分で行えるので、納得のいく価格で売れます。
また、限定で販売数が少ないものなどは、プレミアがつくので、より高額で売れます。

しかし、商品の状態の認識にずれがあると、トラブルに発展してしまう可能性があるので注意が必要です。

また、商品の発送を自分で行う必要があるので、時間の確保が大切です。

そのうえ、買い取ってほしいものが落札されないケースもあります。
そのため、すぐに現金化できるとは限らないので、手軽さに欠けてしまいます。

 

まとめ

今回は、古本の買取相場、高値で買取をしてもらうコツ、古本を売るための方法についてご紹介しました。
買取では、値段がつかない場合もあることを知っておきましょう。
今回の記事を参考に、自分の持っている本に適した売却方法で、より高く買い取ってもらえるように、買取方法を選択してくださいね。