「古本を売りたいけど、確定申告が必要なのか心配」
このようにお悩みの方は多いでしょう。
古本買取でお金を得た場合には、税金がかかるのかどうか分からない方もいらっしゃると思います。
今回はそのような方に向けて、古本買取で確定申告が必要なケースについて解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
漫画を売った場合には、だいたい1冊10円でしか買取をしてもらえません。
しかし、場合によっては想定以上に高値で買い取ってもらえることもあります。
また、全巻まとめて売った場合には、高価買取をしてもらえることもあります。
その際にはうれしい反面、確定申告をしなければならないのか不安になる方もいらっしゃいますよね。
多くの場合は、古本を売って収入を得ても非課税となります。
所得には、税金が課される課税所得と税金が課されない非課税所得となります。
古本を売った場合には、非課税所得として見なされます。
所得税法第9条では、「自分や、配偶者、親族などが生活に必要なもの(日用品)を売っても、非課税所得に該当する」とされています。
また「時価30万円以下のもの」を売っても非課税となっています。
さらに所得税法第25条では「書画、美術工芸品、骨董品、貴金属類などについては、1個又は1組の価額が30万円を超えないものは非課税」とされています。
確定申告で申告する必要があるのは、課税所得のみとなります。
そのため、古本を売った場合にはほとんど非課税とみなされ申告不要となります。
ただし、1度で30万円の収入を得た場合には課税所得となります。
仮に1冊の本が100円で売れた場合には、3000冊以上の本を1度に売らなければ実現しない金額です。
そのため、日常の中でこれほど大量に古本の査定に出すことはほとんどないといえるでしょう。
先ほど、ほとんどの場合は確定申告が不要であると解説しました。
ただし、給与を得ている方が年間で古本を売ったことで20万円以上の所得を得た場合には、注意をしましょう。
古本を売ることが副業とみなされることもあり、確定申告をした方がよいという事になります。
正社員として働いている方が得る給料は、給与所得となります。
1か所だけから給与をもらっているという場合であっても、副業の所得が20万円以上である場合には、確定申告が必要です。
新型コロナウイルスの影響で副業を認めている会社も増加しています。
収入を増やすために古本を売りに出した場合には、申告しなければならない可能性があります。
そして、古本を売って得たお金は、雑所得となります。
各所得において利益が20万円を超える場合には、確定申告が必要です。
日常の中で少しだけ古本を売るという場合には、確定申告は必要ありません。
また、営利目的として古本を売った場合にも確定申告が必要です。
例えば、本のせどりです。
せどりとは、商品を買った値段よりも高く売ることで利益を得ることです。
せどりを目的として買った本は、自分で読むための本ではありませんよね。
そのため、確定申告をする必要があります。
経費を引いたうえで20万円であるかどうかにも注意してください。
古本を売った場合にも、そのためにかかった経費は差し引けます。
例えば、本を購入した代金やお店までの交通費は経費として計算されます。
ただし、確定申告では経費を証明する必要があるため、領収書がなければいけません。
以上のように、本を売ったことで20万円を得たとしても経費を差し引けます。
自分が得る純益が20万円に達していないのであれば、確定申告の必要はありません。
1つ目は、課税ラインを超えないことです。
非課税にしたい場合には、年間で利益が20万円以上にならないように調整しましょう。
日本は確定申告制度であるため、自ら申告しなかった場合には税金を納めなくてもよいような考えを持っている人もなかにはいます。
しかし、それは脱税行為に当てはまります。
税務署では、調査方法も強化しています。
隠すよりも、税金を想定したうえで転売をすることが最も良い方法です。
2つ目は、時期に気を付けることです。
毎年1月から12月を1年として考えます。
その1年間で、20万円を超えないように調整しましょう。
時期を間違えないように計算して、売るようにしてくださいね。
ちなみに、買取の際には消費税が付きません。
そのため、買取査定額には消費税が追加されることはありません。
古本買取で確定申告が必要なケースについて解説しました。
どのような場合に確定申告が必要となるのか、お分かりいただけたと思います。
多くの場合では確定申告が不要なので、お気軽に本を売りに出してみてください。
ぜひ古本買取を検討してみてくださいね。
ご不明点がありましたら、いつでもばれろん堂へご連絡してください。