「教科書って買取してくれるのだろうか。」
このように悩んでいらっしゃる方も多いと思います。
確かに、ただ捨てるのはもったいないため、少しでも売れたら嬉しいですよね。
今回は教科書は売れるのかどうか、売れるときに高価買取をしてもらうためのポイントについて解説します。
結果から申し上げますと、大学の教科書は買取業者に買い取ってもらえます。
その理由は主に3つ挙げられます。
1つ目の理由は大学の教科書は専門書として扱われるからです。
大学の授業は高校までと違い、専門性が高いのが特徴です。
古本の買取業者は専門性の高い本を高値で買い取る傾向にあるため、大学の教科書も高く売れることは知っておくと良いでしょう。
2つ目の理由は大学の教科書にはISBM番号が付与されていることです。
ISBM番号とは国際標準図書番号のことで本1冊ずつに付けられています。
この番号のおかげで古本業者も値段を決定しやすくなるため、ISBM番号の有無は重要な要素と言えるでしょう。
3つ目の理由は需要があることです。
大学の教科書は比較的値段が高いです。
購入時に、大学の教科書は高いと感じたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
中古の教科書を安く手に入れようと考える学生は一定数存在します。
高校までの教科書は基本的に値段が付かないと考えて良いでしょう。
どうして売れないのでしょうか。
その理由を4つ紹介します。
1つ目の理由は流通量が多いからです。
高校までは学校単位で注文をするため、同じ種類の教科書が大量に市場に出回ります。
そのため、教科書の希少価値がなくなり値段が付かないことが多いでしょう。
2つ目の理由は需要が少ないことです。
教科書は学校が指定した本屋でしか手に入らないことも多く、古本で探そうとする人が少ないです。
供給量が非常に多く、需要がほとんどないため、高校までの教科書は値段が付きにくいと言えるでしょう。
3つ目の理由は教科書の内容がすぐに古くなるからです。
高校までの教科書は4年に1回改訂されます。
そのため、古い教科書だと今の授業内容と合わなくなり購入する人も少なくなります。
特に社会などの統計を扱う教科書は最新の情報が必須のため、需要はほぼなくなってしまうでしょう。
4つ目の理由は状態が悪いからです。
どんなに高価な本でも状態が悪いと買取価格は下がります。
あまり需要のない本が汚ければ、値段をつけてもらうことも難しくなってしまうでしょう。
ここでいう状態が悪い本とは、書き込みや汚れ、折れがある本です。
大切に扱っているつもりでも普段の何気ない動作が買い取り価格を下げている可能性があります。
使用後売りたいと考えている方は注意しましょう。
大学の教科書は古本の買取業者で売れますが、高値で買い取りしてもらいたい方もいらっしゃるでしょう。
そこで高価買取になるポイントを紹介します。
人気がある本は需要が多いため、買い取り価格も自然と高くなるでしょう。
人気の本の特徴は学生や教授に役立つと認識されていることと、発行してから年数が経っていないことが挙げられます。
評判の本は繰り返し改訂されても人気が衰えない可能性があります。
しかし、人気の本でも改訂前の本は査定額が下がる可能性が高いため、使い終わったらすぐに売ることをおすすめします。
状態が悪いとは本に書き込みや汚れがある、カバーがない、付属品が欠落しているなどが挙げられます。
状態が悪いと買う人も減るため、査定額が下がるでしょう。
そこで、高価買取を目指すためにできることを2つ紹介します。
1つ目は教科書に書き込みをしないことです。
スピードが速い授業だとノートにメモをする時間がなく、教科書に直接書き込む方もいらっしゃるでしょう。
多少手間にはなりますが、付箋にメモを取って教科書に貼り付けておくと、後々付箋を剥がすだけで綺麗な教科書になるのでおすすめです。
2つ目はブックカバーを付けることです。
本を丁寧に扱っているつもりでも不注意で落としたり、鞄の中の物とぶつかり表紙が破れたりする可能性があります。
ブックカバーを付けているとこのようなことが起こりにくくなるでしょう。
教科書によってはCDなどが付属している場合があります。
授業でその付属品を使用するときに持っていないと、授業に参加できなくなってしまいます。
そのため、買い手は付属品もセットの教科書を好みます。
これを踏まえれば、必然的にセットの教科書の方が買取価格も高くなるでしょう。
付属品は使わなくても、捨てずに取っておくことをおすすめします。
大学の教科書は専門書として扱われるため買取業者で売れる一方、高校までの教科書は値が付きにくいことがお分かりいただけたと思います。
教科書の売却を検討している方の参考になれば幸いです。