古本を日光に当てていると、人間の肌と同じように日焼けしてしまいます。
本の日焼けの原因は紫外線によるもので、蛍光灯からは微量の紫外線が放出されるため、長い間蛍光灯に照らされていると、日光に当てていなくても日焼けする可能性があります。
今回は、そのように日焼けしてしまった古本の買取が可能なのか解説していきます。
日焼けした古本は、日焼けの程度によって買取できない可能性があります。
目安となる買取できない古本の基準は、表紙カバーに書かれている文字が確認できないほどの日焼けや、内容が読みにくくなるほどの日焼けです。
特に、表紙の日焼けは印象が悪くなってしまいます。
また、内容が全体的に読みやすいかが評価されるため、全体的に読める程度の日焼けであれば買取できますが、一部分だけでも大きな日焼けをしている場合は買取できない可能性があります。
また、日焼け以外の傷みで買取ができない古本として、主に以下の3つが挙げられます。
1つ目は、ページの破れや抜けがある古本です。
日焼けと同じように、内容がわからなくなってしまうため、買取できない可能性が非常に高いです。
2つ目は、落書きなどの書き込みがある古本です。
参考書等の書き込みは買取できることもありますが、漫画などのジャンルで書き込みがある場合は買取が厳しいでしょう。
3つ目は、においがついている古本です。
本は紙が材料となっているのでにおいがつきやすく、このにおいがついてしまった本は買取できない可能性が高くなっています。
特にタバコのにおいは苦手な方が多く、においも落としづらいため、買取不可となる可能性が非常に高いです。
一度日焼けしてしまった本は、元に戻すことは不可能です。
本に使用されている紙は薄いため、簡単に日焼けしてしまうので注意が必要です。
しかし、先ほども述べた通り、その本の内容が読めることが買取の大きな基準となります。
そのため、日焼けしているから買取は無理だろうと決めつけずに、一度古本買取に出してみることをおすすめします。
古本の日焼けを防ぐことで、買取できる可能性や買取価格が高くなる可能性があります。
ここでは、古本を日焼けさせないために行うべき方法をご紹介します。
太陽光や蛍光灯の光を防ぐことで、日焼けを防げます。
段ボールや床の下、ベッドの下といった光が当たりづらい場所で本を保管しましょう。
しかし、すぐに本が読みたい時に取り出しづらい場所にあると不便ですよね。
そんな方には、紫外線を遮るカーテンやフィルムをおすすめします。
家の中に入ってくる太陽光の紫外線を防ぐことで本に当たる紫外線の多くをカットできます。
また、本棚を直射日光の当たらない場所に設置することもおすすめです。
空気に触れることで酸化して日焼けしてしまいます。
ジップロックなどで本を密閉させることで酸化を防げますが、正直面倒だと感じる方が多いと思います。
そのため、空気に触れさせない対策は難しいので、光に当てない対策を重要視しましょう。
虫や湿気は本を弱らせて日焼けしやすくなる原因です。
虫や湿気の対策には、除湿剤や除虫剤を本の近くに置くことが最善策です。
設置するだけなので、手軽に対策できます。
また、長い間同じ並びで本を置いておくとほこりや虫が出てきてしまうので、定期的に本棚を整理することもおすすめです。
ここまで、日焼けした古本の買取について解説しましたが、ここからはそもそも古本の買取価格がどのように査定されているのかの基準を解説します。
古本買取の基準は、主に3つあります。
1つ目は、今回注目した日焼けのような本の状態です。
状態が良い本ほど、古本屋で本を購入する方の需要があります。
そのため、状態が良い本を買取査定すると買取価格が必然と高くなります。
今回ご紹介した日焼けがある・内容が読みづらい・書き込みがある・においがついているといった古本は、状態が悪い古本の一例です。
2つ目は、発行からの期間です。
基本的に発行からの期間が短いほど高値で買取されます。
発行から1ヶ月だと定価の半額、半年だと3分の1、数年後には10パーセントといった買取価格の低下が見られます。
発行からの期間が経ってしまうと、その本の需要低下と流通量の増加が生じるため、買取価格が低下してしまうのです。
3つ目は、本の状態と発行からの期間より少し重要性が低いですが、話題性が挙げられます。
基本的には、本の状態と発行からの期間が古本買取の基準ですが、話題性も買取価格に影響します。
話題性とは、アニメ化やドラマ化、海外での人気沸騰などによって話題になり、本の需要が高くなることをいいます。
古いコミックでも、SNSを通して話題になったり映画やドラマとして取り上げられたりすると、話題になって買取価格が高くなる場合があります。
ご自身が買取依頼したい本の話題性が高まった際には、買取価格が高くなるかもしれないので、手放すタイミングとしておすすめです。
今回は、日焼けした古本の買取について詳しく解説しました。
日焼けや傷みのある古本でも買取可能な場合もあるため、一度買取査定を行うことをおすすめします。
ばれろん堂では、古本の高価買取を行っております。
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