10年ほど前の2008年より無店舗型インターネット古書店としてスタートしましたばれろん堂。
2011年に全古書連・札幌古書籍商組合に加盟して扱うジャンルや量も飛躍的に増加しています。
今ではおかげさまで北海道内でも多い件数の年間500件ほどの買取を致しております。
当店では買取が出来なかったり、他店をお勧めしたり、お問い合わせだけのものも含めますと年間2000件以上の買取相談をさせてもらっております。
その中で専門書を売る時によくこのようなことを相談されます
『買取してもらいたい専門書をどこに売ったらいいか分からない』
『東京の専門店に買取依頼したけど断られた』
『定価1万円もした専門書を大手リサイクル書店に売ったら100円だった』
などなど結構皆さん専門書を売る時にお困りのようです。
そこで札幌で古本屋をしておりますばれろん堂がプロの目線からそして札幌を中心に北海道の買い取り事情も含めてお教えいたします。
あくまでばれろん堂の個人的な考えですべてが正しいとは思いませんが、参考程度にしていただければ幸いです。
専門書とは特定の専門分野に関する書籍のことでそれらを専門で扱っているお店を専門店といいます。
専門書のことはその分野の専門店が詳しいのは当然ですが、すべての買取に関しては必ず高く買取してくれるとは限りません。
『東京の専門店に買取依頼したけど断られた』
例えば東京神田などの有名専門店などは全国からその専門分野の買取依頼が多数来ていると思います。
大変希少な専門的な稀本から量販されている専門書っぽい本まで様々な買取問い合わせがあるでしょう。
全国的に有名な専門店でしたら顧客も沢山いるでしょうし、全国からその分野の専門書を買いに来店もされるでしょう。
大変貴重な専門書はそういった顧客や全国から来店されるお客さんが探しているかもしれません。
そういった点から大変貴重な専門書は顧客がいる専門店がきちんとした値段で買取販売ができるでしょう。
逆にどこにでもある専門書やそれに近い本は在庫も沢山あるでしょうし、買取依頼も沢山来るでしょう。
今回の場合、札幌を含む北海道の方に向けてお伝えしていますので東京などの専門店がわざわざ高い飛行機代を払って北海道まで出張買取に来たり、着払い送料を負担してまでよくある専門書は買取しない理由が理解できると思います。
全国チェーンの大手リサイクル書店などは毎日様々なジャンルの本や漫画にCD・DVDからゲームに至るまで、最近はそれ以外のスマホや金・プラチナまで買取しています。
しかし買取対応する店員さんやバイトさんはすべての分野の専門的な知識を持ち合わせている訳ではありません。
むしろ専門的な知識は持ち合わせていないでしょう。
だからどうしてもマニュアルに沿った査定方法で行わざる負えませんし、そして買取した品を店頭で販売しなければなりません。
専門書の棚も少しはあるでしょうが、来店するお客さんも売り場構成の比率に比例して専門書を求めて来店される方より圧倒的にコミックや文庫などを求めてくる方が多いのです。
あまり売れない専門書に高価買取をするよりも、今人気のコミックなどをたくさん買取して沢山販売したほうが経営する上で有利になるでしょう。
例えば専門店で1万円で売れる専門書でも大手リサイクル書店の棚の隅では数百円でも売れないなんてことはよくある話です。
高く売ることが出来ない専門書を高く買取することが難しいのはそのためです。
これは去年私が経験した話なのですが、大手リサイクル書店に行ったとき有名な建築家の絶版作品集が200円で販売されていました。
その時は喜んでその作品集を200円で買ってすぐにオークションで販売しました。
その結果25,000円で落札されました。
200円で売られれていたこの作品集はいったいいくらで買取されたものかな(もちろん200円以下での買取の可能性が高いです)と考えたら何か複雑な気持ちになったのを覚えています。
北海道には専門店と呼べる古書店は札幌に数店あるくらいでほとんどないのが現状です。
札幌の専門分野買取に定評のある古書店をい中心にまとめています。
それに専門分野も限られていますし、札幌以外にお住まいの方は古書店自体が無いという方が大半かと思います。
有名古書店に断られた方やそもそもどこに相談していいかわからない方はまずばれろん堂に相談してください。
現在のネット相場に合わせて査定しますし、当店が扱うより専門店が扱ったほうがいい貴重な専門書は信頼できる専門店を紹介いたします。
貴重な専門書を探している方へ届ける為には専門書を探している方が来店する店や閲覧するサイト上での販売が必要です。