「季刊 銀花」のような絶版雑誌は、なかなか手にはいにくい貴重な雑誌です。
現在は持っている方も少なく、高値で取引される傾向があります。
当店では1冊1冊、現在の取引価格を基に査定させていただきます。
「季刊 銀花」とは、1967年に文化出版局から刊行された生活趣味雑誌で、性別、年齢にこだわらず、『心豊かな暮らし』をコンセプトとして日本の美意識を追求した季刊誌でした。2010年2月25日発売の161号をもって休刊しています。
「季刊 銀花」を出版していた文化出版局は少々特殊な存在であり、まず東京都に文化服装学院という服飾学校があるのですが、文化出版局は元はこの学校の1部門でした。
1934年に学院の出版部として出版部門をスタートさせ、1936年に最初の女性向けファッション誌『装苑』を創刊させ、1960年にファッション雑誌『ハイファッション』、1961年に『ミセス』を創刊、そして1967年に「季刊 銀花」を刊行しました。
その後も出版活動は盛んに行い、1976年に現代詩女流賞、現代短歌女流賞、現代俳句女流賞を創設。1978年に『ミセスのスタイルブック』創刊。服飾と文学の発展の一助となるべく精力的な活動が窺えます。
1970年にそれまでの『文化服飾学院出版局』から名称を改め、『文化出版局』に改称し、新たな雑誌の創刊などの追われ、1984年に相田みつをの『人間だもの』の初版を発行し、これが相田みつをの初の書籍となります。
上述したとおり文化出版局が発行していた「季刊 銀花」はすでに休刊となっています。銀花と同じ時期には『ハイファッション』も休刊を宣言しており、文化出版局で長い間刊行されていた長寿雑誌の2枚看板が同時に無くなりました。特に『ハイファッション』は、日本におけるモード誌のさきがけとして国内外のコレクション情報をはじめとするファッション、ビューティなどの情報を扱い、およそ50年間に渡り刊行されてきた雑誌だっただけに休刊を惜しむ声も多いようでした。
文化出版局は、休刊の理由として、市場環境の変化や情報ソースの多様化などにより厳しい出版状況が続いていたと発表しています。
書名 | 季刊 銀花 |
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書名カナ | キカン ギンカ |
著者名 | − |
著者名カナ | − |
ジャンル | 生活雑誌 |
出版社 | 文化出版局 |
ページ数 | − |
サイズ | B5判 |
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