「古本の匂いが気になるから匂いを消す方法を知りたい。」
匂いを消すためには、消臭剤や重曹、コーヒーの出がらしを使用することで消臭が期待できます。
この記事では、よくある本の匂いと本の匂いを消す方法、避けた方が良い古本の消臭法について詳しく解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
「古い本は変な匂いがする。」
このように思った経験がある方は多いかと思います。
それでは、その匂いは何が原因で発生した匂いなのでしょうか。
よくある匂いは、カビの匂いです。
カビ臭い本に遭遇することは多いのではないでしょうか。
本がカビ臭くなる原因は、湿気です。
湿度が高い環境に放置しておくと、本から嫌な匂いが生じてしまいます。
それ以外にも、生活環境の影響で本に匂いがつくこともあります。
その代表例が、たばこ臭です。
住人がたばこを吸っている部屋にある本は、どうしてもたばこ臭くなってしまう傾向にあります。
たばこの匂いがついた本は手に取った瞬間分かるほど、強烈で特徴的な匂いを放ちます。
たばこ臭でなくても、独特な匂いがついているケースもあります。
「何か変な匂いがする。」
他の人の家に行ったとき、独特な匂いを感じたことはありませんか。
その家特有の匂いがそのまま本に移ってしまうことはよくあるのです。
ペットの匂いは、家庭独特の匂いに該当するでしょう。
それ以外にも、お香のような匂いがついた本もあります。
この匂いは、宗教や心理、哲学系の本で比較的遭遇しやすいです。
これらの匂いはあまり良くないイメージを他人に与えてしまう恐れがありますが、逆に、アロマの匂いがついた本のように、良い香りの本も中にはあります。
アロマのような香りがする本は女性の本であることが多いです。
以上のように、その人の生活環境や家の匂いが本に移ることで、本に匂いがつくケースが多いです。
「本の匂いを消したい。」
このようにお悩みの方は多いです。
ページをめくる度に本から香りを感じ、読書どころではないと感じたことがありませんか。
やはり、たばこのような匂いがする本は印象が良くないですよね。
ここからは、本の匂いを消す方法について詳しく解説します。
1つ目の方法は、無臭の消臭剤で匂いを消す方法です。
この方法はとても簡単で、無臭の消臭材と本を一緒に置いておくだけです。
用意する物は、匂いを取りたい本と置き型の消臭材、本が立てられるような大きめの袋です。
まず、袋の中に匂いを取り除きたい本を立てて置きましょう。
このときのポイントは、少しページが開くように立てることです。
そのすることによって、表紙だけでなく、ページ1枚1枚まで消臭が期待できます。
次に、本のページ側に、本から少し離して消臭材を設置します。
最後に袋の口を結べば、準備は完了です。
このまま4~5日間放置しておくだけで簡単に匂いがとれます。
それでも匂いが気になる場合はさらに1週間ほど置いておくことでさらに匂いがとれます。
それ以外にも、たばこのにおいであれば重曹を消臭剤の代用として使用できます。
重曹をキッチンペーパーでくるみ、消臭材と同じような方法で消臭しましょう。
2つ目の方法は、コーヒーで消臭材を作り、消臭する方法です。
コーヒーの出がらしも立派な消臭材となります。
これは、よくコーヒーを飲む方におすすめです。
コーヒーの出がらしと新聞紙、目が細かい布やお茶パックを用意しましょう。
まず、軽く水気を切ったコーヒーの出がらしを新聞紙に広げて乾かします。
なぜこの工程が必要かというと、水分がカビの原因となる恐れがあるからです。
コーヒーの出がらしは十分に乾燥させましょう。
そして、1つ目の方法と同じように袋に入れて密閉します。
出がらしからはほのかにコーヒーの匂いがすることはありますが、コーヒーの匂いは本に移りにくいです。
本以外に靴の消臭にも使えるため、この方法は習得しておくことをおすすめします。
1つ目の方法は、スプレー消臭剤での消臭です。
避けた方が良い理由は、スプレー消臭剤には水分が含まれているからです。
そのまま本に利用してしまうと、その水分で本が傷んでしまう恐れがあります。
もし使用する場合は直接ではなく新聞紙や紙などにスプレーしてから利用しましょう。
2つ目の方法は、香水のような他の香りでごまかすことです。
好きな匂いを移すことによって本の匂いをよくしようと考える人がいますが、匂いが混ざり、余計に匂いがひどくなる可能性があります。
もし本に匂いを付け足したいのであれば、匂いがない状態で行いましょう。
今回は、よくある本の匂いと本の匂いを消す方法、避けた方が良い古本の消臭法について詳しく解説しました。
皆様の参考になれば幸いです。
スプレー消臭材は本の消臭には利用しないようにしましょう。
もし使用する場合は直接ではなく新聞紙や紙などにスプレーしてから利用しましょう。