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2023年12月12日 コラム

古本の匂いを消す方法とは?古本を買取に出す前に匂いを消そう!

古本の匂いが好きな方もいらっしゃるかもしれませんが、買取時にはマイナスな印象になることもあります。
古本の匂いはどこから来るのでしょうか。
そして、どうすれば取り除けるのでしょうか。
 
今回は、古本の匂いを消す方法について解説します。
古本を買取に出す際は、買取価格をアップさせるためにも、匂いをできるだけ消しましょう。
 

古本の匂いの原因を知ろう!

 
古本には特有の匂いがありますが、これは何が原因なのでしょうか。
ここでは、匂いの原因を4つ解説します。
 
1.タバコの匂い
タバコの煙は非常にしつこい匂いを持ち、空気中に長時間留まりやすい特性があります。
本を保管している部屋でタバコを吸ってしまうと、本にタバコの匂いが深く染み込んでしまいます。
タバコの匂いが一度本に染みついてしまうと、タバコの匂いを完全に消すことはそう簡単にはできません。
 
2.カビの匂い
カビは湿気が原因で発生し、特有の不快な匂いを放っています。
特に湿度の高い環境で保管された本には、このカビの匂いが発生しやすいです。
カビは本の紙を劣化させる原因にもなるため、本をきれいな状態で保管するために保管する部屋の湿度管理をしましょう。
 
3.飲食の食べこぼしの匂い
本を読みながら飲食していると、その際に食べこぼした食べ物の匂いが本に付着することがあります。
この匂いは食べ物の種類によって異なりますが、本に付いた匂いを完全に消すことは難しいかもしれません。
特に油分の多い食べ物や強い香りの食べ物は匂いが本にしみ込みやすく、完全に匂いを消せる保証はありません。
 
4.家の独特の匂い
家ごとに独特の匂いがあり、それが本に移ることもあります。
たとえば、ペットを飼っている家庭では、そのペットの匂いが本に移ることがあります。
 
また、料理の匂いや芳香剤、空気清浄機の使用が本の匂いの原因になることも考えられるのです。
 

簡単な古本の匂いを消す方法

 
古本の匂いを消すのは意外と簡単です。
本の匂いが気になる方は、これから紹介する4つの方法を試してみてください。
 

置き型の消臭剤を使う方法

 
家に無香料の消臭剤がある場合は、この方法がおすすめです。
 
まず、本を大きめの袋に入れて、立てて置きます。
そして本のページ側に、少し距離を取って置き型の無香消臭剤を置き、袋の口を結び密閉して4~5日放置するだけです。
 
まだ気になる場合は、1週間程度さらに置いてみてください。
本のページを軽く開いて置いておくと、匂いがより効果的に消せます。
 

重曹を使う方法

 
タバコの匂いが本からする場合は、重曹を使う方法もおすすめです。
キッチンペーパーに重曹を入れて、重曹の粉が出ないようにテープで留めます。
その後、本と重曹を1つの袋に入れ、密封し2~3日放置してみてください。
 

コーヒーの出がらしを使う方法

 
コーヒーの出がらしも脱臭効果があります。
水気をきったコーヒーの出がらしを新聞紙の上や紙の上に広げ、しっかりと乾かします。
乾いたコーヒーの出がらしをお茶パックに入れたら消臭剤の完成です。
コーヒーの匂いが本に移る心配も少なく、車や靴の消臭にも使えます。
 

新聞紙と消臭スプレーの組み合わせて使う方法

 
頑固な匂いには、新聞紙と消臭スプレーの組み合わせが効果的です。
 
まずは、新聞紙を本のサイズに切り、本のページに挟みます。
匂いが強い場合は、1ページごとに新聞紙をはさんでください。
次に、消臭スプレーを軽く吹きかけた別の新聞紙で本を包み、その上から何も吹きかけていない新聞紙で包みます。
 
本を新聞紙で包んだ状態で4~5日置いてから、匂いを確かめてください。
臭いが残る場合は、置いておく日数を伸ばしたり、挟む新聞紙の数を多くしてみたりしましょう。
 
また、1日ごとに使う新聞紙をすべて交換する方法も効果的です。
そして、使う新聞紙は、何も匂いを吸い込んでいない新しい新聞紙を使ってください。
 

避けた方が良い古本の匂い消し方法

 
古本の匂いを消す際、避けるべき方法が2つあります。
 
1.スプレー消臭剤を直接使う方法
 
スプレータイプの消臭剤を直接本に吹きかけることは避けましょう。
消臭剤に含まれる水分が本のページを損傷させたり、インクをにじませたり、シミを作ったりする原因になってしまう可能性があります。
 
消臭剤を使う場合は、先ほど解説したように、まず新聞紙や別の紙に吹きかけて使う方法を選びましょう。
 
2.香水や他の香りでごまかす方法
 
消臭目的で香水やポプリ、乾燥機用の柔軟シートなどを本に使う方法も避けた方が良いです。
これらの製品は匂いを消すのではなく新たな香りを加えることなるため、結果として元の匂いと混ざり合い、さらに不快な匂いを作り出す可能性があります。
 

まとめ

 
古本の匂いの原因はタバコの煙、カビ、殺菌消毒、飲食の食べこぼし、家の独特の匂いなどが考えられます。
これらの匂いを消すためには、無香の消臭剤、重曹、コーヒーの出がらし、新聞紙と消臭スプレーの組み合わせが効果的です。
 
一方で、スプレータイプの消臭剤を直接本に吹きかけたり、香水で匂いをごまかしたりする方法は避けるようにしましょう。

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